2.携帯端末ビジネスに関して。モトローラ
それはモトローラがDigital電話で日本の市場参入に出遅れ、モトローラの戦略でより大きな市場に一番売りやすい機種を開発して市場投入する方針であった。もともとNTT DoCOMoに対してDigitalを推奨したのはMotorolaであったが、標準化の問題で日本は後回しとなった。これに疑問を投げかけたUSのManagementがプロジェクトを発足させてモトローラと日本のメーカーとの協業やJoint Ventureなどの摸索を始めた。私もこのプロジェクトに参画、日本のメーカーすべてと話し合いを行い候補を絞り込んだ。USのプロジェクトチームとの話し合いは主に私が行いけ越論をUSのTopに報告。日本のRecommendationはSony またはNational Panasonicのいずれかと組んで推進するのがBestと推奨した。
しかしTop Management(Mr. Chris Galvin)の回答は;“今のソニーの社長とは全く意見が合わず一緒にはやりたくない“との回答、
残念ながら本件は没となった。しかしその後ソニーはエリックソンとJVを立ち上げ、現在は そのJVも清算、ソニー独自に戻った。またPanasonic通工は本体に取り込まれてしまった。
もともとNTT DoCoMoのスペックがが日本独自で世界展開が出来にくい状況を作り出した のが大きな敗因であったがMotorolaのマネージメントの意向も大変大きい。
結果。MotorolaもMobile関連は別会社にして後、最終的にはGoogleに買収されたのはご存知の通り。そのなかでソニーは自社に取り込んで戦略カテゴリーとしているのは興味がある。
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