24. MGCJ風柳 つぶやき 若者対年寄

24. MGCJ風柳 つぶやき 若者対年寄

 

今の日本の社会でなにが緊急に必要なのかを考えてみたい。

今の若者は元気がないとか、男子より女子の方が頑張っているとか、いろいろと云われているが本当のところはどうだろうか? そもそも若者{男女とも}が元気が無くなっている原因は何なのか?

一企業を考えてみましょう、例えば上場企業で役員まで上り詰めた人が退任するとどうなるのでしょうか? 多分、子会社や関連会社の役員のイスが用意されて所謂天下りが発生。それらの子会社や関連が社の生え抜きの人たちはどう思っているのでしょう!若者は将来に対して明るい希望は持てますか? 

次に官僚を見ましても天下りは粛々と行われており、これ又若者に対して希望を持てない状況を作り出しているのでは! そもそもある程度の年齢になったら、第一線から退いて次世代の人たちに頑張ってもらうという文化は日本にはないのではないでしょうか?

一商店や中小企業を見ても、後継者を育てると云うよりも、自分がその仕事を引っ張っていかなくてはいけないという思いが強く、リタイア直前まで仕事に縛りついている状況では?

人の入れ替わりが全くうまくいっていない状況で特にオーナー社長などはその典型的な例と言えるのではないでしょうか?この様な年寄がいつまでも第一線に居るために若者のできる仕事を奪っている状況を作り出していると云えると思います。我々年寄が若い時はいろいろな機会を与えられてそれらにチャレンジし、失敗も成功もありましたが、それらの経験が役に立って今の日本が出来上がったと考えます。今年寄がやらなくてはならないのは、すべての業務を若者に渡し第一線から退いて、その後押しをやって如何に若者に成功経験を多くしてもらうかにあると思います。大きな決断ですがこれを実行しないと将来の日本は今よりももっとひどい状態になるのではと危惧しています。